スキャナーで用紙をスキャンしてからPDFファイルなどの電子資料を取得する場合、PDFページの向きが横向きになったり、上下逆さまになったりしてしまったことはよくありますね。その電子資料を閲覧しやすいために、PDFファイルを回転または反転しなければなりません。それに、縦横が混在したPDF文書を印刷するとき、ページの向きを揃えなければなりません。
閲覧時には画面表示の向きを変更し、保存時には実際のページの向きを回転します。ご存じの通り、PDF回転はこのような二つのパターンに分けられています。場合によって対処方法がそれぞれあります。これから、PDF編集ソフトを利用して、二つのパターンを含めて、PDFページの縦横を変換する方法を紹介いたします。
一、「PDF変換」を使ってPDFの向きを変更する
二、Acrobat DCというPDF編集ソフトでページを回転する
一、「PDF変換」を使ってPDFの向きを変更する
閲覧などの場合は、画面上でのみ回転すればいいですが、PDFファイルを回転された状態で保存したいなら、「PDF変換」というソフトを借りるのをお勧めしたいです。PDFページの縦横を変換するには、次の操作を行います。
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回転させたいPDFを他の形式に変換する
1.「PDF変換」ソフトをダウンロードしてから、ダブルクリックで実行してください。メイン画面が現れたら、左上の「PDF逆変換」ボタンをクリックします。
2.こうして、メイン画面が「PDF逆変換」画面に切り替えます。真ん中にあるブランクに回転させたいPDFファイルを追加してください。ドラッグしても+ボタンでファイルを選択しても追加可能になります。
3.追加が終わったら、PDFファイルの変換先を選択します。ここでは、例としてWordファイルに変換して、PDFの向きを変更する手順を紹介します。「フォルダへ保存」での参照ボタンで保存先を指定して、「コンバート」を押し、変換をします。
ファイルの向きを回転して、PDFとして出力する
1.「PDF変換」のメイン画面で「PDF変換」ボタンをタップし、先ほど変換して得たファイルを追加してください。
2.「元」列の横にある歯車ボタンをタップすると、「出力PDFの設定」画面を呼び出します。「レイアウト設定」タブをクリックしてから、「回転」で回転角度(90°、180°、270°)を選択することによって、ファイルを時計回りに回転できる上に、「位置」で縦や横を選択して、反転することもできます。設定が済んだら、「レイアウト設定の適用」、「閉じる」の順にタップして、「PDF変換」画面に戻ります。
3.最後は保存先を決め、「コンバート」ボタンを押すれば、ページを回転させたPDFファイルを手に入れます。
二、Acrobat DCというPDF編集ソフトでページを回転する
Adobe AcrobatソフトウェアはPDF 文書を編集するために開発されているので、PDFファイルの向きを変更することができます。次はAcrobat DCでPDF回転をする手順を案内します。
画面表示時の回転
PDFファイルをAcrobat DCで開きます。メニューの「表示」ボタンから「表示を回転」をクリックしてから、「右90°回転」或いは「左90°回転」を選ぶます。
そのほか、「文書」タブをクリックして、直接に回転アイコンを押しても構いません。
実際のページの回転
1. Acrobat DCを起動して、PDFファイルを開きます。ソフトの左上にある「ツール」タブから「ページを整理」をタップしてください。
2.すると、ページの整理に関する設定ボタンが見えます。偶数ページ、横長ページなど五つの範囲を指定し、PDFページを左90°または右90°回転することができます。回転するページの範囲と回転方向を設定した後、「ファイル」から保存ボタンをクリックします。これで、PDFの縦横を変換し、ファイルを再び開くと、回転した状態で表示されます。
PDFを回転或いは反転したい場合、Adobe Acrobatという専門の編集ソフトがあれば便利だが、高い価格で使わないなら、「PDF変換」ソフトを利用するのもいいでしょう。「PDF変換」はPDFの向きを変更すること以外、同一設定画面でファイルサイズや余白を編集することも簡単に実行できます。必要があれば、ぜひダウンロードボタンで「PDF変換」をインストールして、使ってみてください。