Windowsパソコンを利用すればするほど、一時ファイルやダウンロードファイルが溜まっていて、ディスクの空き容量は無くなってしまいます。本記事を参考にしてディスククリーンアップなどの機能を使ってキャッシュなど消していいものを削除しましょう。
目次
1.ディスククリーンアップ:一時ファイルを削除する
2.ディスククリーンアップ機能を利用する
· ユーザーアカウントに関連付けられたファイルを削除する場合
· すべてのファイルを対してディスククリーンアップを実行する場合
3.Windows7/8の場合ディスククリーンアップを実行
4.「ストレージセンサー」を利用する
5.ディスク内の不要なファイルを手動で削除する
1.ディスククリーンアップ:一時ファイルを削除する
一時ファイルとは、アプリを利用したり、サイトをアクセスしたり、またはログイン・アウトしたりする時に生成されたキャッシュです。たとえ削除しても大きな問題を起こしません。
具体的な手順はこちら:
ステップ1. Windows10で画面の左下にあるWindowsロゴをクリックしてください。
ステップ2.表示されたメニューから歯車の「設定」アイコンをクリックし、「Windows設定」ウィンドウで「システム」をクリックしましょう。
ステップ3.左バーにある「ストレージ」項目を選択すると、ストレージの内訳がリストで表示され、対応の容量も確認できます。「Windows C:」ドライブの「一時ファイル」をクリックすれば、一時ファイルの詳細画面へ進みます。
ステップ4.削除したい項目の左にあるチェックボックスにチェックを入れてから左上の「ファイルの削除」ボタンをクリックしましょう。すると、選択済の一時ファイルを削除してディスククリーンアップを実行することができます。
2.ディスククリーンアップ機能を利用する
Windows10に「ディスククリーンアップ」ツールが搭載され、不要なファイルを簡単に削除できます。ただし、一般的に、ディスククリーンアップで削除したファイルは復元できません。
ユーザーアカウントに関連付けられたファイルを削除する場合
ステップ1. ディスククリーンアップを行いたいユーザーアカウントでパソコンにサインインしておきましょう。
ステップ2. Windows10のデスクトップ画面底部のタスクバーからフォルダアイコンをクリックして「エクスプローラー」を表示させます。
ステップ3.左側から「PC」をクリックし、「PC」画面からディスククリーンアップを実行したいドライブを選択します。
ステップ4.画面上部の「ドライブツール」タブに移動し、「管理」グループ下の「クリーンアップ」ボタンをクリックすると、システムファイルのクリーンアップができます。
検索バーから該当機能起動することも可能です。
ステップ5.出てきたディスククリーンアップウィンドウで「削除するファイル」のリストから保留したい項目のチェックを外してから「OK」ボタンをクリックしましょう。チェックを入れているファイルを削除することで増加するディスク領域の合計はリストの下に確認できます。ちなみに、項目を選択して「ファイルの表示」をクリックすることでそのファイルがどんな存在かを確認できます。
「ダウンロードされたプログラムファイル」という項目にチェックを入れてWindows10メディアが作成された場合に作られる「$Windows.~WS」フォルダを削除しましょう。
ステップ6.表示された確認メッセージで「ファイルの削除」をクリックすれば、選択済したファイルが削除されます。
すべてのファイルを対してディスククリーンアップを実行する場合
もし空き容量を大幅に増やす必要があるなら、システムファイルの削除を行いましょう。
ステップ1.「エクスプローラー」「PC」>ディスククリーンアップを実行するドライブ>「ドライブツール」>「クリーンアップ」の順にクリックしてください。
ステップ2.出てきた「ディスククリーンアップ」ウィンドウにシステムの関連ファイルがリストで表示されます。左下の「システムファイルのクリーンアップ」ボタンをクリックすると、空き領域の計算が始まります。少々お待ちください。
ステップ3.削除したくない項目のチェックを外してから画面の指示に従って選択したファイルを削除しましょう。「一時ファイル」、「一時Windowsインストールファイル」と「以前のWindowsのインストール」3つの項目にチェックを入れて「$Windows.~BT」とWindows.oldフォルダを削除しましょう。
3.Windows7/8の場合ディスククリーンアップを実行
Windows7/8の場合は下記の手順をご覧ください。
ステップ1. Windowsのディスクトップ画面の左下にあるWindowsロゴをクリックして表示されたメニューから「コンピューター」を選択しましょう。
注意:もしデスクトップに「コンピューター」が見つからないなら、「Win」キーを押したまま「E」キーを押ししてみましょう。
ステップ2.ディスククリーンアップを実行したいディスクで右クリックして「プロパティ」をクリックしてください。
ステップ3.デフォルトで表示される「全般」タブでこのドライブの使用領域と空き領域の容量値や画像が表示されます。画像の横にある「ディスクのクリーンアップ」ボタンをクリックしてください。
ステップ4.その後、システムから不要な一時ファイルを消すことができます。
4.「ストレージセンサー」を利用する
Windows10の場合は、設定からストレージ管理画面に入ると、「ストレージセンサー」という機能のスイッチを入れることができます。該当機能を起動後、一時ファイルやゴミ箱の内容等不要なファイルを削除し、自動的に空き領域を作ります。結構便利なものです。
5.ディスク内の不要なファイルを手動で削除する
ログファイルを削除
ログファイルとは、Windowsをアップデートする際、エラーの発生とともに生成されたファイルです。ディスクの空き容量を増やすために、それらを削除した方がいいと思います。
「Installer」フォルダのクリーンアップ
Windowsでインストーラー、パッチファイル、またはアンインストール用のファイルが「Installer」というフォルダに保存されています。それらを削除すると、ドライブの空き容量を大幅に増やすことができます。
「$Windows.~BT」、「$Windows.~WS」、「Windows.old」フォルダを削除
「$Windows.~BT」、「$Windows.~WS」と「Windows.old」はWindows10のアップデートの関連フォルダなので、占有している容量が膨大です。ディスクの空き容量を増やすために、それらを削除することがおすすめです。
上記の方法2の「ディスククリーンアップ」機能で3つのフォルダを削除できますが、実はそれらを手動で一括削除することも可能です。一般的に、この3つのフォルダも「Cドライブ」の直下に保存されます。
その中に、「$Windows.~BT」と「$Windows.~WS」フォルダが非表示になっているかもしれません。それを削除するには、まず隠しファイルを表示するチェックを入れてください。