図表などの画像を資料の一部として、PDFを作成するときに、編集ソフトのデフォルト設定で画像の周囲に真っ白のスペースが残ってしまうことは結構あります。PDFへ変換するときに、その白い部分をトリミングすることはできないでしょうか。「PDF変換」という変換ソフトには余白を設定する機能が付いているので、このソフトを使えば簡単にできます。
そして、PDF資料を利用するまたは他人に送る場合、要らない部分を表示しないようにしたいこともありますね。PDFの表示される領域の一部だけをトリミングしたいなら、Adobe Acrobatを利用すればいいです。そのほか、オンラインサイトでもPDFから必要な内容をトリミングすることが可能です。これから、この三つの方法について操作手順を説明します。
一、画像からPDFを作成する時、空白部分をトリミングするやり方
二、Adobe AcrobatでPDFページをトリミングする方法
三、オンラインサイトでPDFのトリミングを行う手順
一、画像からPDFを作成する時、空白部分をトリミングするやり方
「PDF変換」はほかのファイルとPDFの間に相互変換できるソフトで、JPG、PNG、BMP、TIFFなどの画像ファイルに対応しています。PDF出力設定には余白をなしに設定できるので、画像からPDFを作成するときにその白い部分をトリミングしたい方におすすめします。
Windows Version DownloadMac Version Download
1.「PDF変換」をパソコンにダウンロード・インストールします。ダブルクリックでソフトを起動させ、上部の「PDF変換」をクリックすると、次のような画面が表示されます。
2.ドラッグの方法でPDFに変換したい画像ファイルを追加します。複数のファイルを追加することが可能です。画像ファイルの情報がリストとして画面の真ん中に表示されます。変換元の横にある歯車ボタンでPDFのトリミングを行えます。
3.歯車ボタンを押すと、「出力PDFの設定」画面が現れます。「レイアウト設定」をクリックしてください。「余白」設定には「無し」「1cm」「2cm」という三つの選択肢があります。「無し」を選択すれば、空白部分のトリミングが実現できます。それに、「位置」と「回転」で画像位置と方向を調整できます。設定が終わったら、「レイアウト設定の適用」をクリックし、「閉じる」ボタンで変換画面に戻ります。
4.変換画面で「フォルダへ保存」のカバンアイコンを押し、保存先を決定してから、「コンバート」を押します。
二、Adobe AcrobatでPDFページをトリミングする方法
PDF 編集ソフト「Adobe Acrobat」のページのトリミングツールを使用することで、PDFの表示領域を調整し、必要の部分だけを表示させることを達します。
1.Adobe AcrobatでPDFファイルを開き、右側のツールバーから「ページ」「トリミング」の順にクリックします。ドラックしてトリミングしたい部分を選定してから、選定した矩形内にダブルクリックしてください。
2.すると、「ページボックスを設定」画面が表示されます。「余白の制御」で余白のサイズを設定する或いは余白を削除します。トリミングを取り消したい場合は、「ゼロに設定」を押します。
「ページ範囲」の設定によって、サイズの異なるページを含むPDFファイルのページサイズを揃えることができます。ページトリミングに関する設定が完成したら、「OK」ボタンを押します。
3.最後はメニューバーから「ファイル」「名前を付けて保存」をクリックするか、「Shift+Ctrl+S」という一連のキーを同時に押し、トリミングしたPDFを保存します。
三、オンラインサイトでPDFのトリミングを行う手順
上記で紹介したAdobe Acrobatでのトリミング法はPDFの表示領域だけを変更します。他の部分をカットするわけではないので、PDFファイルのサイズは変わりません。実際にPDFの一部をカットする場合は、Hipdfオンラインサイトを利用します。
1.Hipdfサイトにアクセスしてください。「ファイルを選ぶ」ボタンを押し、トリミングしたいPDFを選択してください。
2.暫く待って、PDFのアップロードが終了したら、次のようなサイトに切り替えます。表示されたトリミング境界線のコーナーハンドルをドラッグして、編集範囲を調整します。下部の「トリミング」ボタンをクリックし、PDFのトリミングを実行します。
3.トリミング完了画面に変えたら、PDFファイルが正常にトリミングされると示します。青色の「ダウンロード」ボタンでトリミングしたPDFをダウンロードしてください。
以上ではPDFファイルのトリミング方法についての紹介でした。場合によって試してみてください。「PDF変換」ソフトは変換機能があるだけでなく、PDFを分割するときにも役に立ちます。