専門の動画編集ソフトを使って動画を作成できますが、一般人にとって、その使い方は少々難しいかもしれません。実は、パワーポイントで簡単な動画を作成することも可能です。
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パワーポイントとは?
MicroSoftが開発したパワーポイント(PowerPoint)はプレゼンテーションデータ作成ソフトです。パワーポイントを使ってテキスト、画像、音楽または動画など既存のプレゼンデータを簡単な動画に出力することができます。スライドはデフォルトの1枚5秒間隔で出力します。詳細設定を行うと、より高いレベルの動画を作成することもできます。たとえ4K動画にも対応しています。それ以外、すべての表示タイミングや表示効果も設定可能です。
今が使っているパソコンにパワーポイントが既にインストールされた場合は、直接にそれを使って動画を作成できます。ただし、インストールされていない場合は料金を支払う必要があるので、あまりおすすめではありません。
パワーポイントを録画して動画にする方法
プレゼンテーションの過程を丸ごと記録して他の人にシェアしたいならば、録画ソフトでパワーポイントを録画するのも方法の一つです。録画するには「FonePaw PC画面録画」という便利な録画ソフトがおすすめです。
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1.まずはパワーポイントファイルを用意して、そして録画ソフトの「FonePaw PC画面録画」も起動しておいてください。それから「動画レコーダー」のボタンを押せば、録画機能パネルが見えます。
2.普通の録画パネルが大きくて邪魔だと思ったら、「ミニ」ボタンをクリックすると、パネルがより小さく変えられます。「REC」ボタンを押す時点で、三秒間のカウントダウンを経って、指定する画面範囲の録画が始まります。
3.パワーポイントのスライダーを全て展示完了後、四角の停止ボタンを押せて録画を止めてください。
4.すると録画ビデオの再生ウインドウに入ります。そこで録画内容をしっかり確認して、要らない部分が出たら進捗バーにて二つの小さなマーカーで取り切ってください。問題がない場合、直接に「ビデオを保存」ボタンで録画ビデオファイルをお好きな保存先へ出力しましょう。
以上では、パワーポイントから動画を作る方法の完全解説です。どうぞ自分の需要に応じて適な動画作成方法を選んで、手順に沿って自分のプレゼンテーションを動画にしてみましょう。
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パワーポイントで動画を作成する手順
パワーポイントで動画を作成するには、以下の5つのステップに従って試してみましょう。
1.オブジェクトを配置する
先ずは画像や音楽など挿入したい素材を用意しておきましょう。
パワーポイントアプリを起動し、画面の左上にある白紙のテンプレートをクリックすることでスライドの作成を開始します。
「タイトルを入力」、「サブタイトルを入力」のようなテンプレート枠がデフォルトで動画の作成画面に残るが、動画のプレビュー画面に表示されません。それらの枠を削除するかどうかはあなた次第です。今後の編集を邪魔させないためには削除したほうが良いと思います。
パワーポイントで文字を入力、または図形を描いてみてください。
2.アニメーション効果を付ける
そのオブジェクトを選択し、画面上部のメニューバーにある「アニメーション」タブで「アニメーションの追加」をクリックすると、「開始」、「強調」、「終了」と「アニメーションの軌跡」4種類のアニメーション効果がリストで表示されます。アニメーション効果の設定が完了したら、画面の右下のスライドショーボタンをクリックすることで効果をプレビューしてみましょう。プレビュー画面で「ESC」キーを押しすれば動画の編集画面に戻ります。
3.効果の表示順を設定
アニメーション効果の以外に、効果の表示順も設定可能です。
「アニメーションの追加」の右にある「アニメーションウィンドウ」ボタンをクリックすると、先ほど追加したアニメーション効果の順番が右欄に確認できます。一つのアニメーション効果を選択して右上の「順番を前にする」或いは「順番を後にする」をクリックすることでその効果の表示順番を変更できます。またはマウスを使ってアニメーション効果の項目をドラッグで順番を変えることも可能です。
画面上部のメニューバーにある「開始」、「継続時間」、「遅延」で各々のアニメーション効果を細かく設定できます。
4.パワーポイントに音楽を挿入する
パワーポイントの画面上部の「挿入」タブで「オーディオ」(スピーカーアイコン)をクリックします。プルダウンメニューから「このコンピュータ上のオーディオ」を選択します。mp3やwmaなどの形式に対応しています。音楽を選択して右下の「挿入」をクリックします。または、挿入したい音楽ファイルが保存されているフォルダを開き、音楽ファイルを直接にパワーポイントにドラッグすることもできます。
こうすると、スピーカーマークの音楽がスライドに表示され、パワーポイントも自動的に「再生」タブに移ります。挿入した音楽データの下にツールバーが付いています。左端の三角アイコンをクリックすることで音楽を再生できます。右端のスピーカーアイコンで音楽の音量を調整できます。
画面一番右上の「バックグラウンド」ボタンをクリックすると、挿入した音楽がBGMに設定されます。ほかにも、「スライド切り替え後も再生」、「停止するまで繰り返す」、「スライドショーを実行中にサウンドのアイコンを隠す」、「再生が終了したら巻き戻す」いくつの項目があります。場合によって、それらにチェックを入れ、或いは外してください。
5.パワーポイントに動画を挿入する
パワーポイントの画面上部の「挿入」タブで「ビデオ」>「このコンピューター上のビデオ…」の順にクリックし、挿入したい動画を選択してから「挿入」ボタンをクリックしましょう。挿入した動画の下にツールバーが付いています。音楽の再生と同じ、左端の三角アイコンをクリックすれば動画を再生できます。
動画の上で右クリックすると、メニューが表示され、動画のスタイル、長さ、または開始方法を細かく編集することができます。
6.作成したパワーポイントファイルを動画形式で出力する
パワーポイント画面の一番左上にある「ファイル」タブをクリックし、表示された左欄から「エクスポート」>「ビデオの作成」の順にクリックします。「ビデオの作成」画面で好きな動画サイズを選んでください。もしどう選択すべきか分からない場合は、デフォルトの「フルHD(1080p)」を選択すれば良いのだろう。
次に、「各スライドの所要時間(秒)」項目の横の数値を設定して下の「ビデオの作成」ボタンをクリックしましょう。この数値は各スライド間の表示時間間隔を意味します。
出てきたポップアップでこの動画のファイル名やファイルの種類(例えばmp4とwmv)を設定してから保存先を選択します。右下の「保存」ボタンをクリックすると、動画の作成が始まります。少々お待ちください。
上記の方法を使ってパワーポイントでテキストや音楽または動画などを入れてからアニメーション効果を付けることができます。細かい編集を行うと、レベルの高い動画ファイルを作成することもあながち不可能ではありません。