Macで保存されている個人データを保護するために、他の誰かがMacBookを使用しているとき、ファイル/フォルダを見せないように隠すことができます。また、MacBookでファイル/フォルダを暗号化して、パスワードを付けることで個人情報を守ることができます。この記事では、MacBook Pro、MacBook Airでファイルを隠したり暗号化したりするために使用できる8つの方法をご紹介します。一つ選んで個人データを守りましょう。
1.FileVaultを使う
2.ファイルを隠されるライブラリフォルダに移動
3.専用アプリを使ってファイルを隠して暗号化
4.プライベートファイルを他のユーザーアカウントに移動
5.ドットで始まるファイル名をつける
6. MacBookに隠しフォルダを作成
7.ターミナルコマンド(chflags hidden)でファイルを隠す
8.フォルダ/ファイルの表示属性を非表示に設定する
1.FileVaultを使う
FileVaultは、Macの起動ドライブを暗号化するための機能です。 FileVaultを有効にすると、MacBookの起動時または睡眠から起動する時にログインパスコードを入力する必要があります。こうすることで、パスコードがないと誰もあなたのMacBookデータにアクセスできなくなります。
FileVaultをオンにするには:
(1)「システム環境設定」> 「セキュリティとプライバシー」に移動します。
(2)ロックアイコンをクリックします。
(3)「FileVaultをオンにする」をクリックします。
(4)FileVaultが起動されると、すべてのデータを暗号化し始めます。
MacBookのロックが解除されるとファイルは保護されなくなるため、FileVaultはMacBookのファイルを暗号化するための非常に原始的な方法です。より安全な方法でファイルを保護するため、続きをお読みください。
2.ファイルを隠されるライブラリフォルダに移動
MacBookのライブラリフォルダは、デフォルトで非表示になっています。したがって、他の人に簡単に見つけられたくないファイルやフォルダがある場合は、これらのファイル/フォルダを隠されるライブラリフォルダに隠すことがおすすめです。
次の方法でファインダーから隠されたライブラリフォルダにアクセスすることができます。
(1)メニューバーの「移動」をクリックします。
(2)キーボードのオプションキーを押すと、「移動」メニューに「ライブラリ」が表示されます。
(3)「移動」>「フォルダへ移動」をクリックします。 〜Libraryを入力してEnterキーを押してください。 こうすれば、ライブラリフォルダが開きます。
非表示にしたいファイルをライブラリフォルダに移動します。このように、ライブラリフォルダを開かない限り、ほかの人がファイルを見ることができません。
ほかの人がライブラリフォルダを開いた場合はどうなりますか。こういう心配もあると思いますがどうか心配しないでください。MacBookのデータを保護するためのより安全な方法があります。
3.専用アプリを使ってファイルを隠して暗号化
Hidataというアプリを使えば、ファイル/フォルダをMacBookで見えないようにするだけでなくパスワードで暗号化することもできます。
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隠したいファイルやフォルダをアプリにドラッグするだけで、元の場所から消えます。
他の人が隠しファイルを見ることはできませんが、あなたなら隠しファイルを簡単に見ることができます。設定したパスワードを入力するだけで、隠しファイルがHidataアプリに表示されます。
非表示にする必要がなくなった場合は、Hidataを使用してスイッチをオフ(灰色)にして非表示を解除することができます。
このアプリは、写真、ドキュメント、ビデオなどを隠し、暗号化するために使用できます。 今では無料でダウンロードできます。
詳細チュートリアル:「Macでファイルを隠す方法」
4.プライベートファイルを他のユーザーアカウントに移動
MacBookに2つのユーザーアカウントがある場合は、ファイルを1つのユーザーアカウントに移動し、他の人がMacBookを使用しているときに別のユーザーアカウントにログインすることができます。
ユーザーアカウントの間でファイルを移動するには:
プライベートファイルまたはプライベートフォルダを保存しているユーザーアカウントにログインします。
ファインダー>移動>フォルダへ移動をクリックし、「/Users/」と入力して「移動」をクリックします。「ユーザ」フォルダに「共有」という名前のフォルダを見つけて、そのフォルダにプライベートデータを移動します。次に他のユーザーアカウントでログインして、「共有」フォルダに移動します。ファイルを他のフォルダに貼り付けます。
5.ドットで始まるファイル名をつける
macOSはドットで始まるファイルを隠しファイルとして認識しています。これらのファイルをMacBookで見えないようにすることができます。
たとえば、写真の名前を123.pngから.123.pngに変更しました。ポップアップウィンドウが表示され、macOSがドットで始まる項目を見えないファイルとして扱うことを教えてくれます。「はい」をクリックしてください。ファイルは色褪せます。目に見えないファイルであることを示しています。Command + Shift +(.)を押すとファイルは消え、完全に隠されます。
Command + Shift +(.)をもう一度押すと再び現れます。
6. MacBookに隠しフォルダを作成
ターミナルでmkdirコマンドを使うと、新しい隠しフォルダを作成し、そのフォルダに隠したいプライベートファイルをなかに保存することで守ります。
(1)ターミナルを開きます。
(2)「mkdir .hiddenfolder」と入力します。
(3)ホームに「.hiddenfolder」という名前のフォルダが作成されます。
Finder>移動>ホームを順番にクリックしてフォルダにアクセスしてください。
隠したいフォルダを非表示にするには、Command + Shift +(.)を押します。
ヒント:隠しフォルダを好きな名前を付けることができますが、常にファイル名の前にドットを追加してください。
7.ターミナルコマンド(chflags hidden)でファイルを隠す
MacBookでデータを隠すためによく使われるコマンドラインの1つは、chflags hiddenです。次の手順に従ってターミナルでコマンドを実行してください。
(1)ターミナルを開きます。
(2)「chflags hidden」を入力してスペースキーをクリックします。
(3)隠したいファイルまたはフォルダを「ターミナル」にドラッグします。
(4)最後にEnterキーを押してください。
ファイルはあなたのMacBookからは見えなくなるでしょう。コマンド「chflags nohidden」を使ってファイルを表示させることもできますよ。
8.フォルダ/ファイルの表示属性を非表示に設定する
MacBookにXcodeまたはApple Developer Toolsがインストールされている場合は、次のコマンドラインを使ってフォルダを見えないように設定することができます。
(1)ターミナルを起動します。
(2)次の行を入力します:「setfile -a V」
(3)スペースキーをクリックします。
(4)隠したいファイルまたはフォルダをターミナルウィンドウにドラッグします。
(5)そしてEnterキーを押します。
ファイル/フォルダはMacBookシステムからは見えなくなります。
元に戻すには、コマンドライン「setfile -a v」を入力します(注意:大文字のVを小文字のvに置き換えます)。
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